資産運用におすすめのロボアドバイザー情報一覧
いかがでしたか?わたしが選んだおすすめロボアドバイザー4選。ここまで、おすすめのロボアドバイザーをご紹介してまいりましたが、改めて情報を簡潔にまとめて一覧にしてみたので、おさらいしてみましょう。
NISAによって資産運用がやりやすくなった!?
NISA を利用すると、賢く資産運用できる!というような話は聞いたことがあるかもしれませんね。しかしながら実際のところどうなのでしょうか?考えてみたいと思います。
また、そもそもNISAとはいったい何なのか 、よく耳にするけれど明確に把握していなかったという方もいらっしゃると思いますのではじめにご説明します。
NISAとは? 簡単に言うとNISAとは2014年に始まった、個人投資家向けの税制優遇制度 です。
通常の口座で金融商品に投資をした場合、発生した利益に対して約2割の税金を支払う必要がありますが、NISA口座を介して取引をおこなった場合には毎年1つずつ120万円まで課税されない枠が与えられる というメリットがあるのです。
しかしながら、この制度は無限ではなく2014年~2023年という10年間だけ有効であること、非課税の120万円の枠にも5年という利用期間が設けられていること には注意しておきましょう。そう聞くと期間が短いから、今からやっても遅いのではないかと思われるかもしれませんがそんなことはありません!
具体的に非課税で資産運用できる合計金額としては、2019年現在NISAの利用を始めるとすると5年×120万円=合計600万円までできることになります。しかも2023年分の枠に関しては2028年まで利用可能です。そう考えると、今からでも十分利点があると言えるのはないでしょうか。
NISAで快適な資産運用! また通常NISAは1人1口座しか開設できませんが、上手くNISAを活用するポイントとして配偶者の口座をつくることや未成年者を対象としたジュニアNISA を利用するというようなことが挙げられます。
有限ではありますが、このようにNISAは資産運用初心者にも是非利用していただきたい節税しながら投資ができる制度です。資産運用は少しでも損をしないように動いていくことが重要ですから、制度が終わらない今のうちに早めに利用を検討しましょう。
しかしながら損益通算や繰越控除ができないため、リスクを低くした運用を心がけることや、非課税有効期間終了と利益が出るタイミングが合っているかどうかには気をつけてみてくださいね。
そのようなデメリットも理解してから進めていけば、NISAを最大限活用した快適な資産運用をすることができるでしょう。
ロボアドバイザーって?
近年注目されているロボアドバイザー について簡潔に説明すると、「AI(人工知能)が人間の代わりに最適な資産運用方法を考えて提案や補助をしてくれるツール」 です。
10年くらい前からアメリカでは流行しており、日本でもどんどん市場が大きく広がりつつあります。その規模2020年には5兆円にのぼるのではないかと言われていますから、今後も目が離せないサービスですね!
またロボアドバイザーの具体的な利用方法としては、最新のアルゴリズムを使用した一人一人に適した投資先の提案を受けることや自動での資産運用をしてもらう といったことが挙げられるでしょう。最初に簡単なリスク許容度などの設定をするだけで、後は何もしなくて良い自動資産運用サービスは、銘柄の分析や株価のチェックをする時間がない忙しい人には心強いツールだと思います。
また、資産運用に不慣れで失敗してしまうリスクが怖いという方にも、おすすめ することができるでしょう。資産配分から全ておまかせできる上に低い金額から投資可能なため、詳しい勉強をしなくても気軽にはじめられます。
通常、人間が投資判断をすると私情が入ってしまいチャンスを逃してしまうこともあるかと思いますが、AIならそのような心配はありませんね。
ロボアドバイザーは主に2種類
ロボアドバイザーの利用を検討する上で必ず知っておきたいこととして、「アドバイス型と投資一任型」の2種類に分類できる 点があります。どこまでサポートしてくれるのかという点に大きな違いがありますから頭に入れておいてくださいね。
アドバイス型
アドバイス型とはリスク許容度の診断や資産運用方法の提案まで、つまりポートフォリオの提案までをおこなってくれる シンプルなタイプです。簡単な質問に答えるといくつか投資先を助言してくれます。
そして、提案を元に利用者は投資や投資資産の分散バランスを調整するリバランスを手動でおこなうという流れになります。ある程度資産運用の知識がある方にはAIによる分散投資先の提案のみでも、従来の投資法よりも手間を省くことができるでしょう。
また、アドバイス型は資産運用フローの中の一部分のみをサポートする ことになるため手数料が安くNISAも使える というメリットがあります。
投資一任型
投資一任型とは、ポートフォリオの提案からリバランスまで全ての工程をロボアドバイザーが代行してくれる タイプです。ロボアドバイザーといえば、近年このタイプがメインになっており、やはり全て自動でやってもらいたい人が多いということをうかがい知ることができますね。
アドバイス型と違っているのは、利用するにはロボアドバイザーの会社が管理している口座にお金を預けて、全ての運用をおまかせすることを約束する投資一任契約を結ぶことが必要である 点です。
しかし、その後は簡単で、はじめに各社が用意している質問項目に答えるだけで、自動的に最適な投資先に分散投資してもらうことが可能 です。利用者に負担が少ない仕組みになっていますね。
また、資産運用の方向性は指定できますが、基本的に管理は全面的におまかせになるため、細かく指定したいという人よりも手間や時間を省きたい方や投資先に不安がある投資初心者などに向いている 方式であると言えるでしょう。
そして、投資一任型の手数料は全て対応してもらえる分高めですが、年間1%程度 なのでコストは低めだと個人的には感じました。また、リバランスは自分で頻繁におこなうと、その度に売買手数料が積み重なってしまうという問題があります。しかし投資一任型を利用するとその分の金額をトータルで見て抑えることができるのが嬉しいですね。
ロボアドバイザーを使う上でのメリット・デメリットを知ろう
さて、ここまででロボアドバイザーの概要は理解していただけたかと思いますので、この項目では、メリット・デメリット を簡単にまとめたいと思います。
○ メリット
まず、メリットとして挙げられるのは何と言っても「利用者にマッチした資産配分を提案してくれること」 です。資産運用をおこなう際にはポートフォリオの作成がポイントになってきますが、正しく判断するためにはエリアや特性・価格想定など情報収集や分析が欠かせません。
しかしながら、投資初心者が急にポートフォリオを作成しようと考えてもその工程をクリアすることが難しい場合が多いです。その点ロボアドバイザーにリスク許容度などを設定して、後はおまかせすれば問題をカバーすることができるでしょう。
そして2つ目は「口座に入れた資産をいつでも出金できること」 です。定期預金などを想像してもらえると分かりやすいと思いますが、一定期間お金を引き出せない金融商品もありますよね。しかしロボアドバイザーの場合には基本的には引き出しに制限はなく自由です。ただ、最低口座に10万円の残高がないといけないなど規則がある場合もある ため事前に確認しておきましょう。
△ デメリット
次にデメリットとしては、「成果が出るまで時間がかかること」 があります。ロボアドバイザーは短期間で大きな利益を得る投資モデルではなく、長期的に安定して資産を増やしていく投資方法です。
ですから大きなリスクを負ってすぐにでも結果が出ることを期待しているという方にはあまり向いていないと思います。将来の生活を考えて低リスクで地道に運用したい方におすすめと言えますね。
そして当然ですが「元本割れのリスクがあること」 も知っておきましょう。投資という性質上、元々の投資金額を下回ってしまうリスクはつきものです。しかしながら多少のリスクは負わなくては利益を得ることはできません。そのことは覚悟してロボアドバイザーを利用しましょう。また、投資最低金額は低く設定されていることが多いですから、まずは少額から始めれば大きな損害には繋がらないと思います。
その他資産運用方法
株式
株式投資では、株主優待や配当金など株を所有していることによる安定した利益と株価の上昇による収益を得ることができます。自分で運用するタイプの金融商品で会社の業績が良くなれば良くなるほど利益が大きくなることが特徴 です。
運用目的により適している資産運用方法は違ってきますが、株式の場合には値動きが激しいため短期から中期的に収益を得ることを目的としている方が多いようですね。
投資信託
投資信託とは、少ない金額から分散投資をすることができる金融商品 です。何人もの個人投資家が出したお金は大きなまとまった資産として集約され専門会社が代わりに運用するという形になっています。皆で協力して株式や債券などに投資するイメージですね!
ですから、個人の資金が少額であっても大きな投資先に挑戦できるというわけです。分散投資によりリスクが低くなっているため、中期から長期的に収益を得たいという方に適していると言えるでしょう。
また投資信託はNISAとの相性も良く 、株式やREIT、ETFなどよりも最低投資金額が比較的低いため、非課税枠である120万円を生かしやすいというメリットもあります。
ファンドラップ(ラップ口座)
まずラップ口座とは、個人投資家が運用代行会社に資産を預け管理・運用してもらうための口座を指します。サービス提供会社によって名称は違いますが、SMAやファンドラップと呼ばれていることも多いですね。
ファンドラップはラップ口座の種類の一つで、ポートフォリオの資産配分から運用代行まで全てまとめておこなってもらえる/strong> という特徴があります。ロボアドバイザーにも少し似ていますね。
また、投資信託と仕組みの違いがわかりにくいため簡単に説明すると下記のようになります。
<投資信託>
・直接金融商品である投資信託に投資する
・投資先は全ておまかせ
<ファンドラップ>
・ファンドラップを通じていくつかの投資信託や株式に投資する
・希望する投資タイプを選択できる
手数料は資産残高に対して一定の料金がかかるのが一般的ですが、管理費用を設定している業者もあるため確認しておきましょう。
ロボアドバイザー選びのポイント
機能
自動積立機能
まず1つ目に注目したいのは「自動積立機能」 です。
金融庁推奨の安定した資産形成の指針として、長期・積立・分散投資を促すことが有効とあります。その中でもロボアドバイザーによって差が出るのは「積立投資機能の有無」です。積立投資では期間と一定金額を決めて投資を続けることが大事ですが、自動でおこなってもらえれば、忘れる心配はないでしょう。
自動メンテナンス機能
2つ目は「自動メンテナンス機能」 です。
投資した金融商品は、一度購入したら終わりではなく資産配分を定期的に見直さないと損失が出てしまうこともあります。ですから、きちんとメンテナンス(リバランス)してくれるロボアドバイザーを選んだ方が安心してまかせることができるでしょう。
分配金の再投資機能
3つ目は「分配金の再投資機能」 です。
ETFなどの投資信託、株式には分配金(配当金)が受け取れる金融商品もあります。再投資にはお金をさらに大きく成長させる効果が働きやすくなるため再投資しておきたいところですよね。
ロボアドバイザーが分配金を自動再投資してくれる場合には、個人でおこなう時とは違い税金をかけずに効率的に運用できるというメリットがあります。
これらの3つの機能が備わっていることが選ぶ際には大事になるでしょう。
手数料
ロボアドバイザーの手数料は「利用手数料」と「信託報酬」 の2つに分けることができます。もちろん安い方が良いに決まっていますが、そのサポート内容も含めて価格に対してつりあっているのかどうか考えるのが大事ですね。
投資をだれが行うか
ロボアドバイザーは利用者が自分でリバランスや運用をすることになるアドバイス型と全てまるごとおまかせできる投資一任型から選択することになりますが、「誰が投資を実際におこなうのか」 を考えることもポイントです。
アドバイス型では利用者の戦略や考えを反映しやすい一方、投資一任型は忙しくても投資がおこなえるなどそれぞれ特徴がありますから、どちらが自身のライフスタイルに合致しているのか見極めましょう。
まとめ
これから投資をおこなう方や、すでに投資を続けている方にもNISAを活用するメリットは大きいです。NISA口座を開設して賢く資産運用をおこないましょう。ロボアドバイザーとは、人口知能が人間の代わりに一人一人に適した運用プランの提案や自動投資などをしてくれるツール です。種類は2つありアドバイス型と投資一任型に分けることができます。それぞれサポートしている範囲が違うためチェックしておきましょう。
このように便利なロボアドバイザーにもメリット・デメリットはあります。メリットは「利用者にマッチした資産配分を提案してくれること」「口座に入れた資産をいつでも出金できること」です。またデメリットは「成果が出るまで時間がかかること」「元本割れのリスクがあること」になります。
ロボアドバイザー以外の資産運用方法としては、株式やETF、投資信託、ファンドラップなどが挙げられるでしょう。それぞれ運用目的に合ったものを選んで投資することが大事です。
またロボアドバイザー選びには、機能や手数料、投資は誰がおこなうのかという点に注目すると良い でしょう。特に自動積立機能には差があります。
最後に、自分でどこまで資産運用する余裕があるのかによって適しているロボアドバイザーはかわってくると思います。自身の仕事とのバランスやライフスタイルを振り返って選択してみてくださいね。一緒に快適な投資生活を送りましょう。